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ステンレスキッチンのメリット・デメリット!費用相場や特徴がまるわかり! point
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ステンレスキッチンのメリット・デメリット!費用相場や特徴がまるわかり!

新築で家を建てるとき、リフォームでキッチンを替えるとき、どのようなことに注意してキッチンを選べばいいか意外と難しいものです。今回は、ステンレスキッチンについて、そのメリットとデメリットや費用相場、特徴などについてご紹介します。

目次

ステンレスキッチンのメリット・デメリット

毎日の暮らしに欠かせないキッチン。家を新築するときやリフォームするときには、どのようなことに気を付けてキッチンを選べばいいのか、迷いますよね。見た目のデザイン性や使い勝手はもちろんのこと、日頃のお手入れの簡単さも大切なポイントです。

今回は、ステンレスキッチンについて、素材の特徴や、ステンレスを使用することのメリットやデメリットを詳しく学ぶとともに、費用相場、お手入れ方法についてもご紹介します。

ステンレスキッチンのメリット

キッチンのパーツは大きく分けるとシンク、コンロ、ワークトップ、収納に分かれます。それぞれのパーツでよく使われている素材は以下の通りです。

キッチンの主な素材

・シンク…ステンレス、人工大理石、ホーローなど
・コンロ…ガラストップ、強化ホーロー、ステンレス、アルミなど
・ワークトップ…セラミック、人工大理石、高級人造石など
・収納…ステンレス、ホーローなど

キッチンは、耐熱性、耐水性、耐汚性、耐傷性、耐衝撃性といった性能が求められます。ステンレスは他の素材と比べてどのような特徴があるのでしょうか。

キッチンにおけるステンレスのメリットは、耐水性、耐熱性、耐衝撃性において十分な性能を満たしてくれることです。

ステンレスは表面に傷がついても、空気に触れるとすぐに表面膜でコーティングされる性質があるため、金属であってもサビにくい特徴を持っています。

またステンレス製のキッチンは、掃除やお手入れもしやすく、高い衛生性能を備え、シンプルで、コスト面も優れているため、レストランの厨房でもよく使用されています。

カラーパネルなどをつけないステンレスはシンプルでスタイリッシュな雰囲気に仕上げられます。

ステンレスキッチンのデメリット

反対にステンレスキッチンのデメリットとしては、ステンレスの柔らかさから、凹みやすい、傷がつきやすいといった特徴が挙げられます。また経年劣化で光沢を失いやすいため、最近では、凹みや傷が目立ちにくいように、表面加工をしたワークトップ(天板)も増えています。

また人工大理石や高級人造石には、様々な色や柄がありますが、ステンレスはシルバー一色で色や柄を選べない点もデメリットです。ワークトップやキャビネットの内部はステンレス、キャビネットのパネルに色や柄を取り入れてキッチンのデザイン性を高めることもできます。

ステンレスキッチンの費用相場

ステンレスキッチンの費用相場

ステンレスキッチンの費用は、素材、大きさ、機能、収納の充実度、デザイン性などによって大きく変わります。特に新築、リフォーム共に現在主流なのは、シンク、コンロ、調理台、収納などがワークトップでつながり、全てが一体になっているシステムキッチンが人気です。

システムキッチンは、最も安いもので15万円台(税別)から、高いもので200万円(税別)を超えるものまで幅広くあります。リフォームの際にはこれに加え、解体費用、撤去作業費がかかりますので、予算を考えるときには注意が必要です。

キッチンはその形状からI型、L型、アイランド型に分けられます。主流の形状は、狭い空間でも設置のしやすいI型です。形状に寄っても価格に違いがありますが、最も売れている価格帯は50万円台~100万円台のものです。

それでは、順番にI型、L型、アイランド型それぞれの形状の費用相場についてみていきましょう。

I型キッチンの費用相場

I型キッチンとは壁付け型の一般的なタイプのキッチンです。各メーカー共に一番売れているシンプルなタイプで、デザインやカラーが豊富で価格帯も幅広くあります。安価なものだと15万円台~20万円台程度で購入できます。

シンプルな形状のため、一人暮らしなどの限られた空間に設置されたり、リビング、ダイニングとは壁で隔たれている独立型のシステムキッチンに使われたり、カウンターキッチンにしたい場合など幅広く使われています。

L型キッチンの費用相場

L型キッチンとは、コンロとシンクがL型に90度向き合っているタイプのキッチンです。作業スペースが広く、素材やデザインにこだわった商品が揃っていて、安価なもので50万~60万円程度で購入できます。

L型キッチンの特徴は、シンク、コンロ、作業スペースが三角形に配置され、動線が短くなり、作業効率が上がることがメリットです。反対にデメリットとしては、I型キッチンより設置スペースが広く必要になる点です。冷蔵庫や食器棚の設置スペースも考えた上で採用しましょう。

アイランドキッチンの費用相場

作業台やシンクが、島(アイランド)のように独立しているタイプのキッチンです。家族と一緒に料理したり、会話を楽しみながら複数人で料理ができるので、リフォームをする方にも人気のキッチンです。安価なものでも100万円、高いものだと200万円以上かかります。

作業スペースが、壁に囲われていないため、どこからでも入りやすいのでたっぷりとした空間で、キッチンを主役にできます。ワークトップのデザイン性や、キャビネットパネルのカラーなどにこだわり、自慢のキッチンを作り上げましょう。

ステンレスキッチン事例紹介

主役になれるスタイリッシュなステンレスキッチン

こちらのキッチンは料理教室用にリフォームされたステンレスキッチンです。料理教室に求められるキッチンの特徴としては家庭用のキッチンよりも、より丈夫さと清潔感が求められます。

シルバー一色のステンレスキッチンのもつ清潔感とシンプルさが活かされた空間に仕上がっています。また、必要となるたくさんの食器や調理器具などもたっぷり収納できるのにすっきりと見えるのも素材のもつスタイリッシュさかもしれませんね。

アーバンスタイルのステンレスキッチン

こちらのキッチンは、 シルバーのステンレスキッチンに、アクセントをつける取手付き扉をセレクトしています。シンプルな直線とシルバーが織りなす空間は、まさにスタイリッシュそのもの。キッチンに生活感を出したくない場合にもぴったりです。

実例のように木製家具やファブリックの他、ガラステーブルやシルバーの家具、モノトーンのファブリックとの相性もおすすめです。

自然素材✕ステンレスキッチンのコンビネーション

無垢材のフローリングや自然素材をふんだんに使用したリビングの中に一味違った存在感を出すステンレスキッチン。ワークトップや水栓にブラックを使い、よりスタイリッシュに仕上げています。

共働きで家事に十分な時間を取れないので、掃除のしやすいシンプルなステンレスキッチンを選ばれたそうです。収納もたっぷりしているので、お互いどこに何があるのかを見つけやすく、より家事の時間が楽しくなられたそうです。

お手入れのしやすさを最優先したステンレスキッチン

こちらのキッチンは、使いやすさと丈夫さを求めてリフォームされたステンレスキッチンです。気兼ねなく使えるよう、水や熱に強くさびにくいステンレスにすることが絶対条件だったそうです。

吊戸棚には自動昇降タイプを選び、年齢を重ねても使いやすい工夫がされています。引き出しタイプの収納には予想以上に多くのものが納められ、大満足のリフォームになったそうです。

暖色系を取り入れた優しいステンレスキッチン

こちらのステンレスキッチンは、キッチン扉にロゼを使い、少し優しい空間に仕上がっています。シルバーはともすると少し冷たい印象を与えがちですが、このように暖色系を扉に使えば全く違った印象に仕上がります。

シルバーが基調のステンレスキッチンでも扉のパネルに色を持ってくるだけで、部屋に調和させたり、メインカラーとして色を取り入れることができます。丈夫さやお手入れのしやすさはそのままに、部屋のアクセントとしても役割を果たすことができますね。

ステンレスキッチンの掃除方法

次にステンレスキッチンの掃除方法について学びましょう。

ステンレスキッチンの日々のお手入れ方法

キッチンは使用直後、汚れが落としやすいうちに掃除し、汚れを蓄積させないことが最も大切です。頑固な汚れは取れにくくなり、イヤな臭いの原因にもなります。家族が口にする食品を扱うキッチンシンクは常に清潔にしておきたいですよね。

日頃のお手入れ方法は、水で湿らせたスポンジに台所用洗剤をつけ、ステンレスの目に沿って洗います。その後、汚れや洗剤分を水で洗い流し、最後に乾いたふきんで水気を拭き取ります。拭き上げには水気をしっかり吸収するマイクロファーバークロスがおすすめです。

注意するポイントは、柔らかいスポンジを使うこと、ステンレスの目に沿って洗うことです。目に逆らってこすってしまうと表面に細かなキズがついてしまいます。キズがつくと汚れが入り込んでしまい、取れにくい汚れの原因になる可能性があります。

ステンレスキッチンの念入りなお手入れ方法

水道水にはミネラルなどが含まれていて、水が蒸発したものがカルキ汚れとなって残ります。それを防ぐには、水滴を拭き取るのが効果的です。それでも残ってしまった落としきれない頑固なカルキ汚れには、クエン酸やお酢を用いたお手入れがおすすめです。

キッチンペーパーを汚れの大きさに合わせて切り、折りたたんで、クエン酸を含ませてから半日ほど時間を置きましょう。半日置いてからキッチンペーパーを外し、使い古しの歯ブラシなどで磨くとキレイになります。

またステンレスは、塩素に弱い素材のため、塩素系漂白剤を使用したらしっかりと洗い流してください。水滴が残ることが一番の大敵です。一日の終わりにサッとひと拭きして、念入りなお掃除不要のキッチンを目指しましょう。

オールステンレスや一部ステンレスの使い分け

オールステンレスキッチン

ワークトップやシンクの素材に人気のステンレスですが、キャビネット部分など全ての素材をステンレスにしたオールステンレスキッチンも人気です。キャビネットの中など、ふだん目の届きにくい場所は、汚れや傷み、劣化がいつの間にか進んでしまいます。

強くて清潔なステンレス素材を全面的に採用したオールステンレスキッチンでは、長く美しさをキープできます。こまめなお手入れをしなくても、10年、20年先まで劣化しにくく、安心して使えるのがオールステンレスキッチンのメリットです。

一部ステンレスキッチン

収納やシンクにはステンレスを使い、ワークトップには、傷のつきにくいセラミック、人工大理石、高級人造石などを使うことも可能です。カラーバリエーションも豊富なため、見た目のデザイン性も高く、こだわりのキッチンにすることもできます。

またコンロ部分には油汚れのふき取りがしやすいガラストップのものも人気です。リフォームの際には、既存のキッチンでは、どういった汚れに困っていたのかなどを考えながら、素材を選ぶといいでしょう。

ステンレスの魅力を知って理想のキッチンを実現しよう!

家を設計するときやリフォームするときに、キッチンをどのようなものを選ぶかで印象や快適性は大きく変わります。そんなときは素材にもこだわって快適なキッチンとは何かを考えてみましょう。

今回は素材に注目してステンレスキッチンをご紹介しました。手入れもしやすく、ステンレスはおすすめの素材といえます。キッチンのリフォームを検討する際は価格だけでなく、デザイン性やお手入れのしやすさなどに注目してお好みのキッチンを選んでみましょう。

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