清潔感があふれるネイビーキッチン実例。メーカー一押しのおしゃれカラーを解説
ネイビーは、上品で清潔感にあふれたキッチンを実現してくれる色です。今回は、理想のネイビーキッチンにするためのポイントや相性の良いインテリアテイストについて解説します。
おすすめのネイビー素材を使った魅力的な実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
清潔感の漂うおしゃれなネイビーのキッチン
ネイビーのキッチンにはどんなイメージを持たれますか?ネイビーはフォーマルな服装に使われる色ですが、キッチンに取り入れると清潔感のある上品な空間になります。
では、ネイビーは具体的にどのような色で、キッチンに使うとどんなインテリアになるのでしょうか。
ネイビーってどんなカラー?
ネイビーは日本語で「濃紺色」と呼ばれます。その名の通り、紺色を濃くしたカラーです。紺色は紫がかった暗い青なので、それよりもさらに暗い色ということになります。
紺色は藍染の色として古くから使われてきた経緯があるため、日本人にも馴染みやすいカラーです。
ネイビーはどんな印象を与える?
ネイビーの元になっている青は、気持ちを落ち着かせる鎮静色です。それをさらに濃くしたネイビーは、「知的」「冷静」「上品」「清潔感」といった印象を与えます。
制服でネイビーや紺が好んで使われる理由も、こういった印象を与えることが関係しています。
ネイビーをインテリアに使うとどうなる?
ネイビーでコーディネートすると、清潔感があって上品な空間になります。青や水色と違って暗い色なので、爽やかというよりも落ち着きのある洗練された雰囲気が特徴です。
ただし、壁紙などで広い範囲に使う方法と小物など狭い範囲で使う方法とでは、与える印象が変わります。
ネイビーと相性のいいカラーは?
ネイビーはどんなカラーとマッチするのでしょうか。ここでは、インテリアとしてネイビーを取り入れる場合におすすめのカラーを紹介します。
ホワイトと組み合わせてネイビーを強調する
ホワイトは、ネイビーの清潔感や凛とした美しさを強調する色です。ホワイトにもさまざまな種類があり、純白に近い色ならネイビーの存在感をいっそう強調します。
一方、控えめなオフホワイトはネイビーとなじみながらその魅力を引き立てるので、上品な仕上がりになります。
ネイビーと近い色の組み合わせでラグジュアリーに
ネイビーと近い青や紫は、ネイビーの持つ上品さを際立たせ、ラグジュアリーなインテリアを作り出します。都会的なアーバンインテリアや、洗練されたホテルライクインテリアにおすすめの組み合わせです。
ブラウン・グレー・チャコールを組み合わせて上品に
優しいブラウンや控えめなグレー、大人っぽいチャコールはネイビーと相性のいいカラーです。どれも落ち着いたカラーなので、モダンなインテリアに合わせると上品で洗練されたコーディネートになります。
逆に組み合わせが難しいカラーは?
明るくて快活なイメージの黄色は、ネイビーと正反対の特徴を持つ色です。視認性が高く、スポーツのユニフォームとしても使われるため、色の組み合わせとして合わないわけではありません。ただ、インテリアとして使うと派手になりすぎるので注意しましょう。
モダンクラシックインテリアの上品さや高級感を高めたいなら、模様つきのピンクを取り入れましょう。実例では、高級感のある石目調のものを選んで優雅なキッチンに仕上げています。キッチン前の壁をグレーにしており、エレガントさや上品さが強調された空間です。
POINT
ネイビーと他の色の組み合わせ方のポイント
ネイビーは他の色との組み合わせによって表情を変えます。どんなインテリアにしたいのかをイメージしながら、好みの組み合わせを考えてみましょう。
ネイビーをキッチンに使うメリットとは?
ネイビーをキッチンに取り入れると、シックで上品な空間になります。また、飽きのこない色ですので季節を問わずにインテリアを楽しめるメリットもありますね。
さらに、心を落ち着かせて集中力を高めるという青色の特徴を引き継いでいるため、作業がはかどるキッチンになるでしょう。
ネイビーをキッチンに取り入れる際の注意点
深い色合いのネイビーは、広い範囲で使いすぎると重苦しく圧迫感のあるインテリアになりがちです。キッチンは作業のための部屋であり、清潔感や機能性が求められるため、ネイビーを使う範囲を限定しましょう。
キッチンでのネイビーの取り入れ方
キッチンではどのようにネイビーを取り入れるとおしゃれに見えるのでしょうか。ここでは、ネイビーを効果的に取り入れる方法とコーディネートのポイントについて解説します。
ネイビーを主役にするならキッチンの収納扉に
「ネイビーが主役のキッチン」と一見して分かる雰囲気にするなら、キッチンのメインパーツである収納扉をネイビーにしましょう。
ワークトップやカウンターをホワイトにすると、カラーバランスが良くなり清潔感のあるキッチンに近づきますよ。
キッチン壁との相性を考えてコーディネート
壁は部屋の中の広い面積を占める部分なので、カラー次第でキッチンのデザインを大きく変えます。
2つの画像は収納扉、ワークトップ、カウンターが全て同じネイビーですが、壁の色が違うだけで全く異なるコーディネートに見えます。上は明るい雰囲気で下はシックな雰囲気ですね。
模様の有無を考えてネイビーを選択する
ネイビーの収納扉は、模様の有無によって異なるデザインになります。模様なしのタイプは、北欧やナチュラルなどのシンプルなテイストにおすすめです。
一方、模様ありのタイプには石目調や木目調などのデザインがありますが、個性的なモダンインテリアなどに向いています。
POINT
後悔のないネイビーの収納扉の選び方
どんなテイストのネイビーキッチンにするのかを先に決めましょう。インテリアのゴールを作っておくと、模様の有無や配色を選択しやすくなります。
ネイビーの空間にするならキッチンの壁に
キッチン空間全体をネイビーの魅力でいっぱいのスペースにしたいなら、壁としてネイビーを取り入れましょう。
使いすぎると冷たさや圧迫感を与えるため、壁の一部のアクセントとして使うのがおすすめです。空間の引き締め役になり、洗練されたキッチンになります。
壁面タイルでさりげなくネイビーを取り入れる
アクセントクロスよりも狭い範囲でネイビーを使うなら、壁面タイルがおすすめです。画像では、藍色の収納扉にネイビー、ホワイト、グレーのヘキサゴンタイルを合わせています。
藍色とネイビーの違いがはっきりとわかり、ネイビーのさりげない上品さが光るキッチンです。
ネイビーの壁×木目調の組み合わせもおすすめ
ネイビーの壁は、使い方次第で「冷たい」雰囲気になることもあります。温かみを出したいなら、木目調のワークトップやカウンターと組み合わせてみましょう。
木目調が醸し出す自然の温もりが加わり、温冷のバランスがとれたキッチンになります。
POINT
ネイビーの壁を取り入れるコツ
目的に合わせて、空間の中で使うネイビーの壁の割合を決めましょう。キッチン全体をシックで落ち着くネイビーの空間にしたいならやや広い範囲に使えますが、アクセント程度に抑えたいなら壁の一部に使うことをおすすめします。
ネイビーを差し色にするならキッチンアイテムで
ネイビーをキッチンの差し色として使うなら、食器や家電、キッチンツールなどで取り入れましょう。
キッチンの背面棚に見えるように収納すれば、空間の立派なアクセントになります。この方法は収納扉や壁と違って、気分次第で模様替えできることがメリットです。
ネイビーの家具もキッチンの素敵なアクセントに
ダイニングとキッチンがつながっている場合、ネイビーのダイニングチェアなどの家具を置くと部屋のアクセントになります。
ネイビーが全面に塗装された家具はあまりなく、ほとんどがパーツの一部に使われているため、さりげないアクセントとしておすすめです。
メーカー一押しのネイビーを使ったキッチンの実例
理想のネイビーキッチンを実現するために、おしゃれな実例を見てみましょう。実例を多く見るほど完成形をイメージしやすくなります。
今回は、クリナップで使われる素材の中から特に一押しのネイビー素材を選びました。配色やコーディネートの参考にしてくださいね。
実例①ビジューサファイア×アーバンインテリア
ビジューサファイアは、宝石のような美しさを思わせるネイビー素材です。
柄は華やかで高級感がありますが、ネイビーと合わせることで上品さも感じさせます。この素材を使うなら、都会的なアーバンインテリアのキッチンがぴったりです。
ネイビーがキッチンの主役のスタイリッシュな空間
こちらの実例は、ビジューサファイアの収納扉を使ったネイビーが主役のキッチンです。上品で高級感のあるアーバンインテリアですね。
黒い換気扇とかすかに石目調が入ったホワイトのワークトップを合わせており、色にメリハリをつけたことでスタイリッシュさも感じさせます。
ネイビーのキッチン背面収納をアクセントにした空間
こちらの実例では、キッチンの背面収納にビジューサファイアを使っています。大きめの背面収納なので、ネイビーが壁のアクセントクロスのような役割を担っています。
キッチンの色はホワイト系ですが、同じ石目調のビジューシリーズなので統一感がありますね。
実例②リーナブルージュ×和モダンインテリア
リーナブルージュは、高級家具を思わせる質感のネイビー素材です。ビジューサファイアよりも深みのあるネイビーのため、シックで渋いインテリアと良く合います。
特に、シンプルさと上品さを兼ね備えた和モダンインテリアにぴったりです。
ネイビーキッチンが家具のように馴染む空間
実例では、上品なリーナブルージュの収納扉に黒いワークトップを合わせてモダンらしさを演出しています。
まるで高級家具のようなキッチンで、隣接する和モダンのリビングダイニングとも自然となじんでいますね。品の良さや落ち着きを感じられる空間です。
ネイビーの腰壁が上品なアクセントを生む空間
キッチンの腰壁は、リビングダイニングと対面式キッチンの間に施工されます。腰壁は作業中の手元を隠すだけでなく、空間をおしゃれに見せる役割もあります。
実例は腰壁のみをリーナブルージュにしており、ネイビーが和モダン空間のアクセントになっていますね。
ネイビーを効果的に使って清潔感のあるキッチンにしよう
ネイビーを効果的に取り入れると、上品で清潔感のあるキッチンになります。ネイビーキッチンについてさらに知りたくなったら、ショールームに出かけてみませんか?
扉パネルを比較したりシミュレーションをしたりすることで、理想のネイビーキッチンを体感できます。