おしゃれで機能的!キッチンタイルの種類と選び方

キッチンがぐんとおしゃれに仕上がるのはもちろんのこと、油・水はねに強く、機能的にも嬉しいタイル。

昔から台所によく使われてきた素材ですが、最近では、さまざまなデザインが登場しており、インテリアコーディネートの幅が広がっています。

今回は、キッチンタイルの種類、選び方のポイント、ご自宅のキッチンに取り入れる方法や費用などについてご紹介します。施工例もご覧いただきますので、リフォームや新築の参考にしてみてくださいね。

キッチンタイルとは

キッチンタイルとは

タイルとは、建物の壁や床などに使用する建築材料のひとつ。粘土や石材などを原料にした、板状の焼き物です。

ラテン語で"覆う"を意味する単語「テグラ(tegula)」から派生し、「タイル(tile)」と呼ばれるようになったと言われています。

キッチンタイルとは、キッチンの作業台や壁などに施すタイルのことを指します。

一般的にタイルは、1,000度〜1,200度以上の高温で焼き上げられているため、耐久性や耐火・耐熱性に優れ、キッチンまわりに適した素材と言えます。

また、デザイン面からも、おしゃれなキッチンを実現したい場合に人気です。

最近は、長方形や正方形以外にも、さまざまな形状が登場していることに加え、表面の凹凸の違いや、焼成方法、釉薬の有無などにより、豊かなデザイン・カラーを生み出すことができるためです。

組み合わせ方によっても雰囲気が変わるので、自由度があり、キッチンをお気に入りのテイストに仕上げたい方々に、よく採用されています。

人気のキッチンタイルの種類

豊富なデザインが揃うキッチンタイル。多くのタイプがありますが、その中から、人気の種類をいくつかご紹介します。

モザイクタイルモザイクタイル

モザイクタイルは、1枚の大きさが50平方センチメートル以下の、比較的小さめのタイルのこと。タイルと聞いて、最も思い浮かべやすい種類かもしれませんね。

角のある四角い形はもちろんのこと、丸みを帯びたものや、蜂の巣のような形のもの、ランタンタイルと呼ばれる玉ねぎ型のオリエンタル調のものまで、その形はバリエーションに富んでいます。

モザイクタイル モザイクタイル
蜂の巣型のモザイクタイル ランタンタイル

カラーのラインナップも多く、艶の有無によっても異なる印象になるため、叶えたいインテリアテイストによって、選ぶ楽しさがあります。

キッチン以外には、洗面所やトイレのアクセントとして使われることも。

サブウェイタイルサブウェイタイル

その名の通り、ニューヨークの地下鉄(subway)構内で使われていたことが由来の、サブウェイタイル。フランス語を用いて、別名「メトロタイル」と呼ばれることもあります。

代表的なのは、白く長方形のデザインのもの。シンプルでありながら、海外の雰囲気を感じるこのタイプは、カフェ風のインテリアにぴったりで、店舗でもよく使われています。

一方、無機質でクールなテイストにもマッチするため、モノトーンのコーディネートや、インダストリアルなインテリアにも取り入れられています。

石材・レンガ調タイル石材・レンガ調タイル

石材やレンガなどをモチーフにしたタイルは、まるで本物のような風合いが特徴です。自然で温かみのある、微妙なニュアンスが表現されています。

例えば、コンクリートの壁に、濃い色味のレンガタイルを施し、木目調やナチュラルなカラーのキッチン扉に合わせれば、アメリカのブルックリンを感じさせる空間に。

ヨーロッパの田舎町を思わせるようなカントリーテイストを目指すなら、明るい色味のタイルを選ぶのがおすすめです。

アクセントタイル・デザインタイルアクセントタイル・デザインタイル

同一のデザインや、近い色味のものを敷き詰めることが多いタイルですが、部分的にアクセントとして楽しむ方法もあります。

そんな時に使われるのが、ビビットなカラーや、個性的な模様・イラスト、レリーフなどがあしらわれた、アクセントタイル・デザインタイルです。

例えば、「柄物が好きだけれど、キッチン全体に使うのは少し勇気がいる・・・」という方でも、一部分だけなら挑戦しやすいですよね。

キッチンタイルはどこまで貼るべき?

キッチンタイルの種類についてお伝えしてきましたが、どの部分に貼るのが適切なのでしょうか?
 
明確なルールはありませんが、見た目と使い勝手の両面から適しているのは、次の3カ所です。

キッチンの壁キッチンの壁

耐熱・耐火性のあるタイルは、水はねや油はねが気になる、キッチンの壁に最適です。特にコンロ前の壁に貼っておくと、揚げ物や色の濃いソースなどを作る時にも安心。

また、面積の広い壁は、インテリアとしても重要な場所です。壁に施すタイルの種類や色は、キッチン全体の雰囲気をつくる、土台ともいえます。

キッチンの腰壁キッチンの腰壁

キッチンの腰壁に貼るのもおすすめです。

キッチン側とダイニング側、どちらか片方でもいいですし、両方に使う場合は、それぞれ別のデザイン・カラーを組み合わせても良いでしょう。

場所によって印象が変わると、キッチンやダイニングで過ごす時間が、より楽しくなりますよ。

キッチンの天板キッチンの天板

まるで海外の暮らしを思わせるような、タイル製のキッチン天板。

熱や水に強いタイルなら、洗い物の時に水が飛んでしまっても、火にかけたお鍋をふと置いてしまっても、致命傷になる心配は少ないでしょう。

キッチンタイルのメリット・デメリット

続いて、キッチンタイルのメリットとデメリットについて解説します。特徴をしっかりと押さえておきましょう。

キッチンタイルのメリット

色々なデザイン&カラーがある

キッチンタイルのメリット:色々なデザイン&カラーがある

「人気のキッチンタイルの種類」でお伝えしたように、カラーや模様、形、質感など、多彩なデザインが販売されているキッチンタイル。

たくさんの中から、お好みの雰囲気に合ったものを選べる楽しさもあり、わくわくさせてくれます。

ひとつひとつのデザインに加え、その組み合わせ方によっても、世界に一つだけのパターンを作ることができるので、可能性は無限大!と言っても過言ではありません。

火や熱、水にも強い!

キッチンタイルのメリット:火や熱、水にも強い!

タイルは高温で焼成されているため、高い耐久性を持っています。日々、火や油を使いながら、20年前後という長い年月を共にするキッチンまわりには、とても適した素材と言えます。

また、耐水性もあり、水が染み込みにくいため、水まわりには多く使用されています。

油や水が飛んでしまっても、サッと拭くだけでキレイを保つことができるのも魅力です。

キッチンタイルのデメリット

目地は汚れやすい&劣化する

キッチンタイルのデメリット:目地は汚れやすい&劣化する

タイル自体は熱や水に強く、お手入れしやすいのですが、目地には注意が必要です。セメントや樹脂などが使われている目地は、とても汚れやすい部分なのです。

特に明るい色の目地の場合は、黒ずみや色素沈着が、より気になるでしょう。カビの発生にも注意したいところです。

目地の色や素材にも種類があります。同じタイルでも、目地によって印象が変わることもありますので、汚れ対策&デザインの両面から、目地選びも、タイル選びと同様によく考えることを推奨します。

価格が高め

キッチンタイルのデメリット:価格が高め

一般的なキッチンパネルと比べると、材料代や貼る作業の手間にコストがかかるのが、キッチンタイルの難点です。

広い面積にタイルを使いたいと考えている場合はもちろんですが、狭い面積の場合は、逆に単価が高くなることもあります。予算と相談しながら、貼りたい場所や、タイルの種類との兼ね合いを検討しましょう。

キッチンパネルとの違い

キッチンタイルと同様に、キッチンの壁によく使われるアイテムが、キッチンパネルです。2つの違いについて触れておきましょう。

キッチンタイル キッチンパネル
キッチンタイル キッチンパネル

一番の大きな違いは、目地の有無。複数を並べていくタイルの間には、目地が必要です。そのため、デメリットでもご紹介した通り、汚れの付着や劣化はどうしても避けられません。

キッチンパネルは、ほとんど目地がないため、汚れて色素沈着してしまう心配はありません。

では、見た目はどうでしょうか?

タイルは、たくさんのデザインから選ぶことができます。また、複数の種類を使って独自の組み合わせが作れるため、インテリア性は抜群。

汚れが気になるタイル間の目地ではありますが、他にはない独特の雰囲気を醸すのも、目地の存在が一役買っています。

一方、キッチンパネルはとてもシンプル。フラットでスッキリしている分、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントですが、外観の面白みに欠けるという見方もできるでしょう。

もっと詳しくキッチンパネルについて知りたい方はこちら

キッチンタイルのおしゃれな施工例を7個紹介

ここからは、施工例を7つご覧いただきます。

たくさんの種類があるタイルは、どんなインテリアにもマッチします。こちらのプランを参考に、あなたがイメージするキッチンのテイストを見つけてくださいね。

1.レンガ調のタイルでカフェ風にキッチンタイルの施工例_1.レンガ調のタイルでカフェ風に

床や壁、家具などに使われている、ニュアンスの違う木目が温かい、ナチュラルな空間。

飾り棚やニッチ、壁のレンガ調タイルが、キッチンをカフェ風に演出してくれます。

事例を詳しく見る>

2.腰壁のモザイクタイルが印象的なキッチンキッチンタイルの施工例_腰壁のモザイクタイルが印象的なキッチン

こちらもまた、雰囲気の違うカフェ風キッチン。

腰壁全体に貼られたモザイクタイルと、壁の大きなタイルとの組み合わせが印象的なコーディネートです。

事例を詳しく見る>

3.グレーの大ぶりなタイルで大人の趣をキッチンタイルの施工例_グレーの大ぶりなタイルで大人の趣を

石目調の大判タイルが、落ち着いた佇まいを感じるキッチン。

かわいいテイストになりがちなピンク色のキッチンも、グレーのタイルと合わせると、大人っぽい趣を与えてくれます。

事例を詳しく見る>

4.レンガ調タイルとモノトーンキッチンで男前インテリアキッチンタイルの施工例_レンガ調タイルとモノトーンキッチンで男前インテリア

腰壁や下がり壁に施されたレンガ調タイルが、男性的なインテリア空間を創りだすキッチン。

タイルの色合いが、コンクリート打ちっぱなしの無機質なイメージに、ニュアンスをプラスしてくれます。

事例を詳しく見る>

5.タイルで遊び心を加える木目調キッチンキッチンタイルの施工例_タイルで遊び心を加える木目調キッチン

人気の木目調キッチンも、遊び心あるブルー色のタイル使いで、個性的に早変わり。

まるでアンティークの雑貨店のような、こだわりの空間に浸ることができます。

事例を詳しく見る>

6.粋な京友禅デザインの扉×レンガ調タイルキッチンタイルの施工例_粋な京友禅デザインの扉×レンガ調タイル

レンガ調のタイルは、和風のテイストにもマッチします。

京友禅の伝統技巧を取り入れたキッチン扉との組み合わせが、粋なコーディネートです。

事例を詳しく見る>

7.ブラックカラーのキッチンを引き立たせるタイル使いキッチンタイルの施工例_ブラックカラーのキッチンを引き立たせるタイル使い

さりげなく、タイルひとつひとつのデザインや色味が異なり、豊かな表情を醸し出すキッチン空間。

コンロ側の壁から床にかけて貼られたタイルが、ブラックカラーのキッチンを引き立たせます。

事例を詳しく見る>

タイルを清潔に!目地の掃除方法

タイルを清潔に!目地の掃除方法

タイルの目地に付いた、油やソースなどの汚れは、長時間放置してしまうと、落としにくくなってしまうこともあります。頑固な汚れを回避できるよう、日々のお手入れを心がけましょう。

目地の掃除には、塩素系洗剤や、水で溶いてペースト状にした重曹などを使います。気になる部分に塗って、さらにラップをかけてしばらく置いておくと、汚れが浮いてきます。

それでも汚れが残っている場合は、使い古しの歯ブラシなどでこすって落とします。

仕上げに、水拭きをして完了です。洗剤や重曹の粉が残らないように、しっかりと拭き上げましょう。

キッチンにタイルを導入する方法と費用

キッチンにタイルを貼る、代表的な方法は、次の2つです。

方法①自分でDIYキッチンタイルの導入方法①自分でDIY

昨今人気のあるDIY。キッチンタイルにおいても、自分で取り付けることが可能です。

DIYに慣れた方なら、タイルのほかに、タイル用の接着剤や目地材、ヘラなどを揃えましょう。

慣れていない方は、ネットショップやホームセンターで、貼りやすいシールや目地付きのもの、すでに複数が組み合わされたシート状ものなどを購入すると良いでしょう。

金額も1,000円以下から販売されているので、施工面からも、費用面からも、ハードルはそれほど高くありません。

まずはアクセントとして、一部から試してみるのもおすすめですが、豊富なラインナップを見ていると楽しくなり、思わずたくさん買いたくなってしまうかも?

挑戦する時は、貼りたい場所の寸法と、タイルのサイズ確認をお忘れなく!

方法②リフォーム業者に依頼キッチンタイルの導入方法②リフォーム業者に依頼

リフォーム業者にお願いするのが、一番確かな方法です。

キッチンタイルの施工経験があり、種類や工事の知識もあるプロに依頼すれば、不安を持たずにおしゃれなキッチンを叶えられます。

しかし、気になるのはそのお値段。

タイルの種類によって幅がありますが、相場は1㎡あたり10,000~30,000円前後。別途、職人さんの工事作業費や、接着剤や目地材などの材料費が必要になる場合もあります。

業者ごとに金額は変わってきますので、まずは見積もりをとって、金額感を把握しましょう。

まとめ

キッチンタイルのまとめ

豊富なデザインで、おしゃれな空間を叶えてくれるキッチンタイル。一方で、価格面や、目地の汚れについては、十分に理解した上で選ぶ必要があります。

長年使うキッチン、見た目も重要ですが、ずっとキレイを維持できるかどうかも、大切な判断ポイント。キッチンタイルの特徴と、自分の暮らしを照らし合わせて、採用するべきかどうかを、じっくり検討してみましょう。

インターネットやSNSなどで事例をチェックしたり、カタログやサンプルを取り寄せてみたり、ホームセンターで実物を見たりすることもおすすめです。

また、全国のクリナップのショールームでは、キッチンの空間展示コーナーを設置しています。タイルを使ったキッチンが展示された店舗もありますので、ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね。

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