キッチンニッチを活用しよう!サイズを活かしたアイデアや収納方法をご紹介!
キッチンニッチは、スパイス収納や飾り棚として使えるおしゃれで便利な収納です。さまざまなサイズや使い方があるため、どのように設置したらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、キッチンニッチを設置する際のポイントや使い方のアイデアを紹介します。
キッチンニッチとは?ニッチとは、住宅の壁面にくぼみを作り、飾り棚などとして使うスペースのことです。キッチンでは室内の壁、調理台の側面の壁などに施工され、スパイスや調味料の置き場、食器の収納などに使われます。見栄えがよいので、実用的な収納としてだけでなく装飾性の高い収納としても人気です。
調理台前のニッチでダイニングの収納力アップ
ダイニングから見える調理台の前面をニッチにする方法もあります。ダイニングの収納力がアップし、リモコンやティッシュなど日用品の収納として使えて便利です。
また、小物を飾っておしゃれなディスプレイコーナーにするのもおすすめです。
キッチンニッチを作るメリット・デメリットは?
キッチンニッチのメリット
キッチンニッチのメリットは、壁の凹んだスペースに収納ができるため、動線を邪魔せずにすっきりと収納できることです。狭いキッチンのワークトップにラックを置くと邪魔になりますが、ニッチなら場所をとらないので作業スペースが広くなります。
また、壁の凹凸はそれだけで部屋のアクセントになるので、一般的な収納棚にモノを飾るよりも立体感があっておしゃれに見えます。
キッチンニッチのデメリット
キッチンニッチを作ると費用がプラスαで必要です。
また、施工可能な場所が限られる点にも注意しましょう。室内の壁面に作る場合、強度に問題がないように柱と柱の間などに施工されるため、サイズや高さを予め決めておかなれけばなりません。
さらに、ニッチの数を増やしすぎるとまとまりのない空間になるので、用途を考えて計画的に設置する必要があります。
キッチンニッチの種類
キッチンニッチは施工方法によって2種類に分かれます。
1つは既製品の枠を設置するタイプ、もう1つは工務店や設計士に依頼して好みのサイズ通りに作ってもらうタイプです。
後付けも壁の厚さによっては可能ですが、施工費がかかりますのでリフォームや新築をするタイミングでニッチを作るのがおすすめです。
①既製品の枠を設置する
このタイプは、組み立て済みの枠を取り付けるだけなので施工が簡単です。最近は便利なマグネットボード付きやインテリア性の高いタイル仕上げなど、製品の種類が増えています。
ただし、サイズが予め決まっているため、好みの高さに設置できない場合もあります。
②自分でサイズを決めて、工務店に依頼する
このタイプは、キッチンニッチの使い方が明確に決まっている場合におすすめです。カスタマイズ性が高いので、手持ちのスパイスボトルや調味料入れのサイズに合わせた大きさのニッチが作れます。
ただし、既製品のニッチよりも費用が高くなることがデメリットです。
キッチンニッチを決めるときの3つのポイント
ポイント①どこに作るかを決めよう
ニッチはキッチン側の室内壁、リビングダイニング側から見えるキッチンの造作壁、キッチンの背面収納部分、コンロ横、調理台の前面などに作れます。何をどのように収納するかによって場所が変わります。
ポイント②置きたいものを決めよう
ニッチは使い方によって設置場所や高さ、サイズが変わるので、何を収納するかを具体的に決めておきましょう。
実用的な収納にするなら、調味料、スパイス、ペーパータオル、ポリ袋などの保管場所になります。シンク近くに設置すれば、カトラリーやグラスの一時的な置き場として便利に使えますよ。
さらに装飾性を重視した収納にするなら、時計や植物、置物などのお気に入りのディプレイスペースとしても利用可能です。
ポイント③ニッチのサイズを決めよう
置きたいものが決まったら、それに合わせて高さ・奥行・幅を決めましょう。
同時にニッチのレイアウトも決めます。例えば、キッチンニッチを調味料ボトルの収納にする場合、数が少ないなら1列だけでも収納できますが、たくさんの調味料ボトルを収納するなら複数列作った方が便利です。
収納したいモノの量やキッチンの使い方を思い浮かべて検討しましょう。
お手入れのしやすさも考えよう
ニッチをキッチンに作る際はお手入れを考えた位置決めも大切です。
例えば、立ち上がり壁のあるキッチンのシンク前にニッチを設ける場合、水はねを考えた位置にしましょう。
コンロ前や横にニッチを作る場合は油はねを考慮し、お手入れしやすい素材を使ったり油が飛びにくい位置に設置したりといった工夫が必要です。
クリナップの家事ラクニッチ収納とは?
クリナップの家事ラクニッチ収納は、デュアルトップ対面ハイタイプについているニッチ収納です。立ち上がり造作壁のキッチン側にニッチ収納があります。
カトラリーや調味料など調理に使うちょっとしたモノを収納しておけば、シンクやワークトップ、コンロでの作業がスムーズになり、家事時短に役立ちます。
使い勝手を考えた高さ設定
キッチンの立ち上がり壁のカウンターから100mm以上高い位置に収納スペースがあるので、作業中でもモノを移動させずにキッチン側から出し入れ可能です。
よく使うグラスや皿などの食器類、乾いた布、ペーパータオルなどキッチンとダイニングで共通して使うものを収納可能です。移動距離が少なくなり、楽な家事動線が生まれます。
キッチン側、リビング・ダイニング側どちらからもモノが取り出せます
両面収納引出しは、キッチン側とリビング・ダイニング側の両方から出し入れできる仕様です。
リビング・ダイニング側の扉はゆっくりと下へ開くフラップダウン式ですので、キッチンに回り込まなくてもニッチに収納したモノが取り出せます。
カトラリーや小皿などを入れておけば、食事の準備の際に家族がダイニング側からテーブルにモノを持っていきやすくなります。家事の負担が軽減される便利な収納です。
キッチンニッチの実例紹介
家事とテレワークを快適化する便利なキッチン
こちらにあるシックモダンな空間は、キッチン側にニッチがついたステディアのデュアルトップ対面キッチンの実例です。
シンクや作業スペースの近くに便利なニッチ収納があります。調味料などを収納しておけば移動距離が少なくなり、家事時短につながりますよ。
また、コンロの裏はデスクとして使えます。必要なときだけワークスペースになり、使わないときはすっきりと片付きます。家事をしながらキッチン周りで仕事もできるので、自宅での作業効率化に役立ちますね。
モノをすっきり収納するミニマルなキッチン
白い空間に水色のキッチンが映えるこちらの空間は、ステディアのデュアルトップ対面ハイタイプの実例です。キッチン側のニッチに細々としたキッチン用品を収納すれば、台所がすっきりと片付きます。
また、この部屋はダイニング側から見てもすっきりとして綺麗です。ポイントは隠す収納で、キッチン前の扉付き収納を文房具やリモコンなどの生活用品の収納として使えます。さらに、コンロ裏にある背の高い収納には掃除機などを収納可能です。
このような壁や天井が真っ白な空間では、ニッチと隠す収納を上手に活用するとミニマルで生活感を感じさせにくい部屋が作れます。
ニッチをディスプレイ場所にしたたナチュラルなキッチン
こちらは、キッチン前面の壁にニッチを設けたセントロのL型造作対面キッチンです。
お気に入りのオブジェや小物を並べており、ダイニングからおしゃれなディスプレイを楽しめます。
キッチンのタイル調の壁に合わせ、ニッチにもタイル調の壁紙でアクセントをつけていますね。装飾性を意識したおしゃれなニッチの使い方です。
ショールームでニッチのある暮らしを体感しよう!
キッチンニッチは設置場所・サイズ・高さを変えると、使い勝手が大きく変わります。どんな用途で何を収納するのかを考えて選ぶのがポイントです。使い方に合うニッチにすれば、部屋はおしゃれに、家事は楽になりますよ。
クリナップのショールームではステディアのデュアルトップ対面キッチンや家事ラクニッチ収納の実物を見て体感できます。理想の暮らしのイメージを膨らませるために、ぜひショールームを見てみましょう!