いつかキッチンを選ぶ日に。
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【間取り編】vol.1 イライラしない!子育て中でも自然と片付く暮らし ideas
5min
【間取り編】vol.1 イライラしない!子育て中でも自然と片付く暮らし

目が離せない子育て世代のママは毎日大忙し。食事の支度や洗濯、掃除などの家事に加えてお子さまの世話をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。家中バタバタと駆け回って忙しくしているのに、ふと気づくと、キッチンには洗い物、ダイニングテーブルにはダイレクトメールが折り重なり、リビングにはたくさんのおもちゃや、読みかけの絵本が散乱している…。そんな光景にイライラして疲れが倍増!

「片付けができない」「一生懸命片付けているのに、すぐ散らかる」という不満から、「もしも、自然と片付く家があったらどんなにいいか」と、夢のようなことを考えてしまうのもムリはありません。けれど「自然と片付く家」は、あながち夢ではないのです!

目次

市村 千恵(いちむら ちえ)先生

市村 千恵(いちむら ちえ)先生

二級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザーとして、年間120件以上のリフォーム収納相談、プランニングをこなす。
社会人スクールにてCAD講師15年の経歴を持ち、担当した講座からは1,000名以上のCAD技術者を輩出。リフォームイベントでのセミナーも多数開催している。

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自然と片付く家とは

自然と片付く家は、次の条件を満たすことで実現します。

①モノが少ない家
②片付けやすい間取りの家

①の「モノが少ない家」については当然といえば当然ですよね。けれども、子育て世代ではどうしてもモノが多くなります。そんなときは「モノの適正量」を意識することで、必要なモノを精査していくことができます。

②の「片付けやすい間取りの家」とは、言い換えると「動線にあった収納がある家」のこと。日々の暮らしの動線に合わせた適所適量の収納があれば、「自然と片付く家」をつくることができます。

自然と片付く家の間取りビフォーアフター!

それでは「動線にあった収納」を意識して、次の実際の間取りビフォーアフターをモデルに、具体的な問題点と改善点を詳しくご紹介していきます。

  • <Before>

  • <After>

キッチン

  • Before:壁付けキッチン。家電置き場がなく、食器棚も遠い。

    Before:壁付けキッチン。家電置き場がなく、食器棚も遠い。

    壁付けキッチンは扉式で、収納量もいまひとつ。ゴミ箱で勝手口への動線は閉鎖されています。冷蔵庫の開け閉めに必要な空間を考慮すると、家電ワゴンや食器棚も遠く、十分な大きさとも言えません。

  • After:対面キッチンと動線に沿った周辺の収納を充実。

    After:対面キッチンと動線に沿った周辺の収納を充実。

    キッチンを対面式にして、調理中も家族の様子が分かるレイアウトに変更しました。出窓前には腰高の作り付け収納を設置。上部はカウンターで電子レンジやトースター、炊飯器などの家電置き場に。奥はパントリー収納とゴミ箱スペース。勝手口までの動線もスムーズになりました。

ダイニング・リビング

  • Before:ダイニング、リビングに収納がない

    Before:ダイニング、リビングに収納がない

    ダイニングとリビングに収納がありません。小さなお子さまのいるご家庭では、ダイニングとリビングが生活の中心。リビングとダイニングに持ち込まれるモノの数は多いはずですが、この空間には収納がありません。

  • After:ダイニング、リビングを拡張して収納を設置

    After:ダイニング、リビングを拡張して収納を設置

    和室をつなげて、ダイニング、リビングを拡張し、ソファから和室へのアクセスの窮屈さも改善。また、ダイニング、リビングにそれぞれ収納を設けています。

    ダイニングの、窓に向けて通した腰高のカウンターは、ダイニング側で使うコーヒーメーカーなどを置いておくのにも便利!カウンター下に棚を設ければ、小物などを収納できます。

    テレビボードも収納スペースのあるものを。テレビ前を広くあけておくと、お子さまの遊び場としても活用できます。

和室

  • Before:和室と押し入れを使いこなせていない

    Before:和室と押し入れを使いこなせていない

    和室をどう利用するか、部屋の用途がいまひとつ定まらなくて、持て余し気味。せっかくの押し入れも空間を上手く利用できずに、気づけば奥の物が見えない、取れないという困った状態になることも。

  • After:和室ではなくたたみコーナーに!

    After:和室ではなくたたみコーナーに!

    和室はリビングとのつながりを持たせ、たたみコーナーとしました。持て余し気味だった和室も、これなら活用の幅がひろがります。小さなお子さまの遊び場としてはもちろん、お昼寝タイムや、アイロンがけなどの家事コーナーとしても利用できそう。

    押し入れは、内部の区切り方を一工夫。大きな空間は、お昼寝用の布団や季節家電、増えてしまうおもちゃなどを収納するのにぴったり。小さな空間は、どこにしまうか頭を悩ませる掃除機やモップの収納などにも活用できます。

玄関、廊下

  • Before:玄関、廊下の収納が少ない

    Before:玄関、廊下の収納が少ない

    玄関や廊下にもほとんど収納がありません。小さな下駄箱は家族の靴も入りきりません。また、日用品をストックして置く場所が少ないと、出しっぱなしや散らかる原因になります。

  • After:玄関収納は多目的な収納に。廊下にも動線を考えた収納を。

    After:玄関収納は多目的な収納に。廊下にも動線を考えた収納を。

    下駄箱を兼ねた玄関収納を設けました。玄関には靴以外にも収納しておきたいモノがたくさんありますね。ベビーカーや外遊びのおもちゃなども収納できるトールタイプがおススメ。廊下には階段下収納を新設。ここはトイレットペーパーなど日用品ストックの定位置に。

洗面室、トイレ

  • Before:洗面室、トイレの収納がない

    Before:洗面室、トイレの収納がない

    洗面室やトイレなどの水まわりにも収納がありません。水まわりは家の中ではコンパクトな空間ですが、モノが多くでごちゃごちゃとした印象になりがちな場所です。

  • After:洗面化粧台の収納の見直しや、棚を設置

    After:洗面化粧台の収納の見直しや、棚を設置

    洗面室は、歯磨きや洗濯、身支度、脱衣スペースなど多用途で、モノが集まる場所。まずは洗面化粧台のサイズと収納を見直しましょう。洗面化粧台は、引き出しタイプや袖キャビネットタイプなど、用途とモノの量に合わせてさまざまな仕様がそろっていますので、適したものを選んで。また、洗濯機上部や壁を利用して棚を設けるとデッドスペースなく収納として利用できます。

    トイレも同様に、壁面や扉上部に棚をかけるなど一工夫で適所適量収納が実現します。

「その場で使う物をその場で収納できる」がポイント

動線を考えた収納と間取りの基本は、「その場で使う物をその場で収納できる」こと。そのためには、一日の行動や暮らし方から、どこで何をするのか、そこでは何を使うのか、それをどこにしまうのかなどを考えてみると良いでしょう。

また、家族の成長にともなって変化するモノや、物の量に対応できるスペースかどうかもしっかり計画しておきましょう。「自然と片付く家」でイライラとさよならして、ごきげんな毎日をすごしたいものですね♪

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