いつかキッチンを選ぶ日に。
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【収納編】vol.1 イライラしない!子育て中でも自然と片付く暮らし ideas
6min
【収納編】vol.1 イライラしない!子育て中でも自然と片付く暮らし

子育て中のママはとにかく忙しい!「なかなか片付けができない」「手が回らない」とお悩みの方も多いはず。この時期はできるだけ家事を時短にして、ちょっとの片付けだけで快適な暮らしを送りたいものですよね。おうち時間が楽しくなるように、今回は片付け時間とイライラを軽減し、片付けが習慣になるリビングダイング収納のポイントをお伝えします。

目次

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は12年で15,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。

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自然と片付く収納はゾーニングが決め手!

ゾーニングとは、「目的に合わせて場所を決め、そのゾーンに必要なモノの配置」を考えることです。

たとえば、キッチンは料理を作る「調理ゾーン」、家族団らんの「くつろぎゾーン」、子どもが遊ぶ「遊びゾーン」、調べものや書きもののための「PC事務ゾーン」、食べる「食事ゾーン」など、目的に合わせて場所を決めます。間取りや家族構成によって変わりますので、どのスペースで「誰がいつ何をしているのか?」「何を使っているのか?」を観察しながら我が家に合ったゾーニングを考えましょう。

今回は、ここが変わればイライラや片付けなきゃという思いが減る「PC事務ゾーン」と「遊びゾーン」を紹介します。

ダイニングテーブルがさっと片付く「PC事務ゾーン」

●ダイニングテーブルは食事をすることがメインの場所ですが、他にも手紙を書いたり、調べものをしたり、お子さまたちが絵を書いたりと、実は他にもすることはたくさんありますよね。それらに使うモノの指定席がないと、ダイニングテーブルにモノがたまってしまうのは当然なのです。

●ダイニングテーブルで使うモノを収納する「PC事務ゾーン」の収納次第でダイニングがすっきり一変!自然と片付くようになります。

●まずは、誰が何をするのかをリストアップしてみましょう。

ご主人:郵便物の確認、週末の仕事、読書、PCでの調べもの など
奥さま:郵便物の確認、勉強、PCでの調べもの、手紙を書く、書類の処理 など
お子さま:お絵描き、折り紙 など

それでは、ダイニングに山積みになりやすい「郵便物」を例に、流れを見てみます。毎日増え続ける郵便物は、入口から出口まで徹底的に指定席を決めることが大切です。

>>郵便物は確認が必要なものだけダイニングへ!

帰宅したらポストから出した郵便物を手に持っていますよね。まずは確実にいらないチラシなどは玄関に古紙ボックスを置き、玄関で一度処理します。ダイニングに持ち込むのは、確認が必要なモノだけ!「PC事務ゾーン」に郵便物の指定席を作ります。

 
郵便物を置くケース、封を切るはさみ、封筒に入っているいらない紙を入れる古紙入れ、個人情報が書かれた封筒を処理するシュレッターまたはスタンプを、グルーピングしておきます。毎日帰宅した時に持っている郵便物のすべてがここで完結しますよ。

郵便物を置くケースは「すぐ処理」「週末処理」「保管」など仮置きの場所を作り、一日の終わりには「すぐ処理」を確認します。振り込みや返信するものはバックの中に移動して空にします。すると振り込み忘れや期限切れということがなくなりますね。保管するものは週末に保管スペースに移動します。

移動するタイミングを決めて、これも習慣にしていきましょう。

ママの一番のストレス!出しっぱなしのおもちゃは「遊びゾーン」でゆる片付け

●小さいお子様の子育て中のリビングはおもちゃでいっぱい。一番のイライラ原因ではないでしょうか?

●でも、おもちゃを使ってたくさん遊ぶとことは、元気な証拠!創造力を養っている証拠! まずは散らかることを「OK」としてみるのも、ひとつの方法です。「散らかさないで!」と思うことをやめて、出した後に「片付けてくれればそれで良し」と考えることにしましょう。

●片付けやすい仕組みを作っておけば、片付けることが習慣になります。子どもにとって旬のおもちゃを厳選し、使いやすく戻しやすくなるように収納を考えます。

①スペース選びのポイント

家事動線が交わらず、大人のスペースと分けて、おもちゃが出ていても邪魔にならない場所を「遊びゾーン」に選びます。遊んでいる間は散らかりを気にせず、料理などの家事を進めたり、自分の時間として使いましょう。

②「ざっくり収納」で簡単に片付く仕組み

プラレール、積み木やブロック、ぬいぐるみなどはアイテムごとにざっくりケースにまとめて収納。ざっくりまとめるにはキャスター付きや軽くて持ち運びしやすいケースを選びます。

③「パズル収納」遊び感覚でお片付け

子供が各おもちゃの指定席が分かるように、すべてのモノの写真を撮って指定席に貼ってください。おもちゃと写真を合わせるパズル感覚でお片付けしてくれるでしょう。

収納の鉄則「使う場所の近くに収納する」は片付けの習慣になる!

戻す場所が遠いと「あとで」「明日も使うから」と置きっぱなしになってしまいます。使う場所の近くに収納すると、すぐに取り出せて使い終わったら戻すことが簡単にできます。すると片付けの習慣にもなるのです。

例えば「調理ゾーン」のキッチンでは、シンク周りには水を使うモノ(写真左)、コンロ周りには火を使うモノ(写真右)など、キッチンの中でも使う場所の近くに定位置を細かく決めていくと、取り出しやすさから時短になり、「使ったら戻す」が習慣になります。

 また、毎日のメイク道具、少しずつ読んでいる本など、ダイニングテーブルで使うのなら、ダイニングテーブルの近くに指定席を作ります。楽に出し入れできることで戻すことが習慣になります。

 
掃除グッズは、リビングダイニングにあると「汚れたらさっと拭く」「朝食前にさっとお掃除」という『お掃除の習慣』と、「使ったらその手で戻す」という『片付けの習慣』がつきます。

収納選びのポイント

何を収納するか決まったら、モノに合わせたサイズの収納を選ぶことが重要です。「たくさん入るから!」と、奥行のある収納スペースをつくってしまうと指定席が崩れやすくなります。

例えば「PC事務ゾーン」の収納なら、書類を入れるため、奥行35㎝が理想、40㎝あれば十分。ここで60㎝の収納を作ってしまうと、手前にモノをちょい置きして、たちまち片付けられない収納になりますからご注意くださいね。

収納ケースを選ぶときも同じ。スペースを計測するのはもちろんですが、入れたいモノのサイズに合う収納ケースを購入してくださいね。

一番長く過ごすリビングダイング、「散らからないように」「片付けなきゃ」と思うより、「一日一回リセットすればOK♪」くらいのゆるいお片付けで、家族が笑顔であふれる毎日をお過ごしください。

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