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【収納編】vol.2 子供服や勉強道具、増えるモノと上手に付き合う暮らし ideas
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【収納編】vol.2 子供服や勉強道具、増えるモノと上手に付き合う暮らし

子供の成長に伴って増える服や勉強道具。学校のモノだけではなく、塾のモノ、さらには習い事、趣味のモノ、思い出など、増え続けるモノと上手に付き合うには、持つモノの量の決め方が大切になります。今回は増えやすいモノの適正量の決め方と、子どもにも伝えやすい、1、2、3軍に分ける収納法をお伝えします。

目次

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は12年で15,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。

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自分で管理できる量を使いやすく指定席に収めること

モノは適正量を決め、よく使うモノから順に使いやすい場所に収納することで、日々の生活がとてもスムーズになります。適正量の決め方は2通りありますので、分かり易いようにお料理に使う「鍋」でご説明しますね。

収納スペースに合わせたモノの量の決め方

シンク下にお鍋とボールを入れたい。ボールとざるのスペースを確保すると、お鍋が入るスペースは4つ。というわけで、「お鍋の適正量は4つ」ということになります。

使う数に合わせて決めるモノの量の決め方

普段使いの鍋が大中小の3つ、たまに使う圧力鍋1つ、冬に使う土鍋が1つ、とすると「お鍋の適正量は5つ」です。お料理を作る機会が多く、さらに鍋が3つ多い方は適正量が8つ。使っていない持っているだけの鍋はもちろん、適正量には入りません。

このようにどちらの考え方でもいいので、モノの量を決めておくと増えにくくなります。購入するときに「考えてから買う」「買ったら処分する」ということが習慣になります。

1軍、2軍、3軍に分けてみよう

適正量が決まったら、使いやすく1軍2軍3軍に分けて、収納場所を決めましょう。

1軍:毎日のように良く使っているモノ(例:お味噌汁や煮物に適した大中小の鍋をよく使う)。収納場所は一番手に取りやすいシンク下に収納します。
2軍:たまに使う・出番が少ないモノ(例:2週間に一度くらい圧力鍋を使う)。たまに使うので、少し取り出しにくいですが足元収納に収納しましょう。
3軍:出番がほぼないが使うモノ(例:お正月など親戚が揃う時だけに使う大鍋)。年に一度くらいの使用なので、踏み台を使わないと届かない吊戸棚の上段に収納。※重いお鍋の場合は危険なので足元収納に!

よく使うモノは使いやすい場所に、めったに使わないモノは少し面倒な場所でも良し!として、日常の使いやすさを優先します。

子供の増えやすいモノの適正量と、1軍2軍3軍の収納法

増えやすいモノについて、前述に添って考えてみます。子どもが管理できる量は大人より少ない、ということを意識しながら一緒に考えてあげましょう。 

子どものころから身に着けたい洋服の管理

子どもに必要な服の数を考えて、適正量を決めてみましょう。1週間の普段着に何枚のトップスやボトムスが必要かを考えます。上下「3枚ずつ」持っていると「9通り」。一週間以上違うコーディネートができます。

上下を毎日着替えると1週間に必要なのは「7枚ずつ(49通り)」で一か月半のコーディネートができます。思った以上にコーディネートできると思いませんか? このように考えると、何枚必要か決めやすいですよね。子どもの年齢や洗濯回数を考慮して決めましょう。

 
適正量が決まったら、普段の服は1軍として、その子にとっての一番使いやすい場所を選びます。一緒に使うモノを収納するとさらに使いやすくなります。左の写真の引き出しには1軍であるズボン、Tシャツ、靴下、ハンカチ、ティッシュなどが入っています。

2軍はオフシーズンの季節モノとすると下段、3軍の冠婚葬祭用の服などは別の場所でもいいかもしれません。前回お話した「PC事務ゾーン」がそのスペースになります。

収納スペースに合わせた本の持ち方

本は大人でも増えやすいモノの一つ。漫画本は数を決めてもどんどん新巻がでるものもありますので、「ここに入るだけの本を持つ」と、スペースから適正量を決める方法がおススメです。

子ども一人分のスペースを決め「ここに入るだけの本は何冊持っていてもOK!」とします。そうすると、増えた場合は、自分の持っている本や漫画本の中で優先順位をつけて残すようになるでしょう。

収納はそのスペースの中で1軍から順に取り出しやすい場所に収納します。入らない本はリサイクルに出すとか、今後は買わずにBOOKカフェで読むようにするなど、これからの本との付き合い方にも関係してきます。

お悩み一番!増え続ける教科書・勉強道具

使い終わった教科書は小学生だけで6学年分、高校生までで12年分なので、かなりの量。必ずこれだけ増えると分かっているので、始めから何年分を残すかを決めることをおススメします。

例えば1年だけ取っておくと決めたら、そのスペースを3軍として確保しておきましょう。使うことはめったにありませんので、箱やケースに入れて、あまり使わない場所、例えばベッド下やクローゼットに指定席を決めます。

 
例えば1年だけ取っておくと決めたら、そのスペースを3軍として確保しておきましょう。使うことはめったにありませんので、箱やケースに入れて、あまり使わない場所、例えばベッド下やクローゼットに指定席を決めます。

ダイニングテーブルで勉強をする場合は、1軍だけ置くスペースを作ってあげましょう。前回お話した「PC事務ゾーン」がそのスペースになります。

ケースの数を決めたり、棚一段、引き出し一段、などそのお子様が取り出しやすく、分かり易くスペースを決めます。

たまに使う教材などは2軍として自室で管理。しっかり分けておくことで探しモノをすることがなくなり、リビングが散らかることもなくなります。

小さいころの「遊びゾーン」を「スタディーゾーン」に変えると、しっかりスペースができてモノの管理もしやすいでしょう。

増えるモノを上手に収納するにはゆとりを意識

適正量の維持のポイントは「一つ増やす」ときに「一つ減らす」を習慣にすることです。さらに、成長とともにモノが増えることを見越し、子どもが小さいときにはスペースにたっぷりのゆとりを持って適正量を決めましょう。そうすると成長するとともにモノが増えたとしてもゆとりのスペースを使って対応することができます。

モノが多いと子どもも親も管理が大変!「大好きなモノだけを大切に長く使う」モノの持ち方が子どもの当たり前になるといいですね。

 

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