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【収納編】vol.4 週末の準備!孫が遊びに来る暮らし ideas
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【収納編】vol.4 週末の準備!孫が遊びに来る暮らし

子どもたちが育って新しい家族が増えると、遊びに来てくれる度ににぎやかで楽しい時間が増えるでしょう。ただ、子どもたち家族のことを考えすぎて、面倒と感じてしまったり、自分たちの生活が窮屈になってしまうのは避けたいもの。ご夫婦の生活を快適に保ちながら、子どもたち家族も「使いやすく分かる収納」にしておきましょう。

目次

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は12年で15,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。

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暮らしのメインは私たち夫婦!

お孫さんや子どもたち家族が来た時のためにと、モノの持ち方や収納を考えることは「やさしさ!」。とても素敵なことではありますが、日々暮らしているのはご夫婦です。ならば、夫婦が楽しく快適な暮らしを優先することが大切だと私は思います。

歳を重ねるに連れていろんなことが面倒になりますから、やはり日々の行動はスムーズでないといけません。これまでの記事に書いたように、自分たちが持つモノの量を考え、使用頻度や動作動線にかなった収納を、まずは自分たちのために考えましょう。

そして、日々の夫婦の暮らしを穏やかに心地よくします。その暮らしがあってこそ、子ども家族、お孫さんを気持ちよく迎え入れられるのではないでしょうか。

誰が見ても分かる収納

子どもたち家族が来ても、何がどこにあるか分かるように、モノの指定席を決めます。どのくらいのペースで来るかによって、子ども家族のモノの指定席は変わってきます。今回は、頻繁に来るのではなく、たまに家族で来てお泊りするイメージで考えてみましょう。

普段使わないスペースにまとめて収納

子ども家族のモノは、普段あまり使わないスペースにまとめて収納し、そこから自分で自由に出して使ってもらうという方法です。

例えば、クローゼットや押し入れの空いたスペースに衣類、タオル、おもちゃ、布団カバーなどをまとめておきます。子ども家族が寝室に使うお部屋がおススメです。

食器は、キッチンの普段使いには少し使いにくいスペースにまとめて指定席を作ります。例えば吊戸棚の上段や食器棚の上段下段です。お茶碗やお箸、お椀など子供たち家族がきたときにまとめて出し、お盆の上にふきんをかけて置いたり、その時だけは洗い物カゴにそのままにするというのもよいでしょう。

各スペースのゴールデンゾーン以外のところに収納

「ゴールデンゾーン」とは、住まい手が暮らす上で一番使いやすい収納場所のことです。
日々の生活がスムーズになるように、ご夫婦の使うモノを使う場所の近くの使いやすいゴールデンゾーンに指定席を設けます。子ども家族のモノはゴールデンゾーンを外し、上段や下段に収納します。

例えば洗面所では、夫婦のモノはゴールデンゾーンに、子ども夫婦のモノは引き出しや棚の下段や上段に指定席をつくります。食器の場合は手前には夫婦二人のモノ、奥に子ども家族のモノを置いておきます。普段は手前だけを使うのでストレスはありません。

夫婦の生活を第一に、子ども家族が来る頻度や収納スペースのゆとりに合わせて考えてみてください。

孫の遊び場はお金をかけずにサッと片付く仕組み

お孫さんが遊びに来るという方からのお悩みで多いのが、「片付けてくれなくて疲れる」「部屋が雑然とする」「どんどんおもちゃが増える」といった声。ここで、まずはおもちゃがたくさんあるのはなぜなのか、考えてみましょう。

・子ども夫婦が持ってくる
・いただきものがある
・つい買ってあげてしまう

この3つが多い意見です。もしこれが理由でしたら、以下のように「適正量」を心がけることで、減らすことができます。

専用のケースやスペースを作る

おもちゃを持ってくるのは「このケースに入るだけ」などスペースを決めて、それ以上になった場合は使わないモノから持ち帰ってもらいます。

いただきものは選んで!

いただきものはお孫さんに遊んでほしいと思ったモノ以外は、「うちにもたくさんあって…」という感じでお断りします。ただし、よっぽどいいと思ってもお孫さんに興味がなければ、すぐに手放しましょう。

買うときのルールを決める

可愛いお孫さんに「ほしい!」と言われると、つい買ってあげたくなりますよね。私もきっとそうです。お孫さんたちが自分で管理できる量を意識しましょう。子どもにたくさんのおもちゃを与えて、片付けをしない子にするわけにはいきません。子どもの整理の力を奪い取ることになります。

「新しいおもちゃを買うときは使わないおもちゃとサヨナラしようね。」「ここに置けるだけにしようね。」など、ルールを決めましょう。お孫さんがちゃんと管理できる量を考えて揃えてあげてください。お孫さんがモノを大切にする子になると嬉しいですね。

そして、遊ぶゾーンを決めて、子どもが分かりやすく片付けやすい仕組みを考えます。成長に伴って遊ぶおもちゃも変わってきますので、収納ケースや棚は、今後も使えるものを選びましょう。

または空き箱に好みの布や包装紙を貼って作るのもいいのではないでしょうか。お孫さんと工作気分で作ると、ケース自体も大切にしてくれるかもしません。

夫婦の住まいのルールを伝えましょう

ここは夫婦の住まいです。ご夫婦の暮らしを最優先に考え、毎日を心地よく暮らすためにモノの収納場所を考えて下さい。ゴールデンゾーンを忘れずに!そして、大事な子どもたち家族には遊びに来た時に心地いい場であるよう、夫婦住まいのルールをしっかり伝え、時には話し合い、お互いが気持ちよく暮らせる環境を作ってくださいね。

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